6か月か4歳の新型コロナウイルスワクチン接種について

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11歳以下の新型コロナウイルスワクチン接種についての当院の考え

6か月から4歳までの新型コロナウイルスワクチン接種が開始となります。
接種するかどうか迷われている保護者の方もいらっしゃると思います。
厚労省の案内
新型コロナワクチンの生後6か月~4歳の子どもへの接種(乳幼児接種)についてのお知らせ|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
日本小児科学会
生後6か月以上5歳未満の小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY (jpeds.or.jp)

小児科医でワクチンの専門家でもある、新型コロナウイルス感染症対策分科会構成員、川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生のインタビュー記事がわかりやすいので参照してください厚労省も学会も積極的に勧める方針に変わった5〜11歳のワクチン、やっぱりうった方がいいの? (buzzfeed.com)
※5歳から11歳の新型コロナワクチン接種開始時の時と岡部先生の考えはぶれていません。

お子様が嫌だ・迷っていたり、親御さんが不安に思う場合→もう少し様子を見ようと気楽に考えてもいいと思います。
ワクチンに対する不安の中で受けると、思いもよらない反応が出ることがあります。注射を受けて一時的に意識を失う、痛みやだるさがいつまでも続く、などです。
「ワクチンで防いだほうが得なんだ」という気持ちが強くなるまで待ってもよいと思います。ただ、ワクチンを受けない場合は感染予防を一段強く気を付けていただきたいと思います。
接種前に親子で十分話し合っていただきたいと思います。
新型コロナウイルスワクチンは12歳以上は感染予防効果と重症化予防のいずれも優れたデータが出ています。海外のデータから急性散在性脳脊髄炎やギランバレー症候群など発生頻度も大規模接種前後で発症者割合に変化もないことから従来型のワクチン同様安全で基本設計の優れたワクチンだと思います。
11歳未満は接種量が少ないので基本的には感染予防というよりは重症化予防を主眼に接種するか否かを判断したほうが良いワクチンと思われます。